育毛剤には化粧品と医薬品がある

男性型脱毛症や、びまん性脱毛症は、正しいスカルプケアをすることで改善することができます。スカルプケアに必要なのが育毛剤です。育毛剤には化粧品タイプと医薬品タイプがあります。化粧品は使いやすく、医薬品はしっかり脱毛症を改善します。

効果がゆるやかな店頭で購入できるタイプ

男性に多い男性型脱毛症や、女性に多いびまん性脱毛症には、育毛剤の使用が効果的です。育毛剤は、医薬品の配合量によって、ドラッグストアや薬局で購入できるタイプと、クリニックで購入できるタイプに分けることができます。ドラッグストアや薬局などの店頭に並んでいるのは、比較的に効果がマイルドな化粧品タイプの育毛剤です。医薬品が配合されていないか、配合されていたとしても低濃度です。脱毛症を劇的に治すようなことはできませんが、強い成分が配合されていないぶん、毎日スキンケア感覚で安心して使用できることがメリットです。

ヘアサイクルを正常にする効果がある

店頭で購入できるタイプは、重度の脱毛症には効果がない場合があります。化粧品は、あくまでも抜け毛になりにくい頭皮環境を作るためのものです。本格的に発毛を促す効果はないので、脱毛症がひどく進行していると手に負えなくなります。そのような人には、医薬品の育毛剤がお勧めです。医薬品は、美容皮膚科クリニックやインターネットの通販ショップで購入できる育毛剤です。発毛効果がある有効成分を配合しているのが、化粧品とは違うところです。何らかの理由で乱れたヘアサイクルを正常に戻し、髪の毛を太く伸ばし、密度を濃くします。

頭皮環境や薄毛の状態で使い分ける

化粧品と医薬品は、薄毛の状態によって使い分けることが大切です。化粧品の育毛剤は、抜け毛がちょっと増えた程度の頭皮に効果的です。また、予防のために毎日使うと、将来男性型脱毛症やびまん性脱毛症になって苦労することが少なくなります。医薬品は抜け毛が大量に増えてから使うと効果があります。副作用のリスクがあるため、最初は様子を見ながら使うのがお勧めです。最初使っていると、ヘアサイクルが正常になる過程で、初期脱毛が起こることがあります。初期脱毛は好転反応です。一時的に抜け毛が増えても、我慢して使い続けるとボリュームがアップします。